H

コロナ禍における日常記録(2)

 ヨハネ黙字録という書物の中に、四騎士という者たちが登場する。彼らは、それぞれ支配・飢餓・戦争・疫病の役割を持っており、封印が解かれた時に現れるとされている。この騎士たちの解釈として、未来で訪れる苦難というものを暗示している、というのが有名である。
 もし彼らが実在するとして、彼らは人類の歴史において、何回、現れたのだろうか。
 
 結局のところ、それは人類の歴史に於いて普遍に存在したと言えるだろう。実際に、私達人類は、スペイン風邪や、コレラといった疫病に直面してきたし、WWⅠやWWⅡといった戦争も多く経験してきた。
 ならば、現在のような、”未曾有の”がよく使われる現状でさえ、人類の歴史にとっては経験済みな事なのだろう。であるならば、きっと夜明けが来るのではないだろうか。今までと同じように。